遺留分制度の改正

遺留分制度の改正って、どうなの?!

皆さんご存じの通り、

昨年改正相続法が施行されて、制度が変わりましたね。

本当に改正なの?改悪じゃないか!?、みたいなことを言わずに(笑)、少しずつ勉強していきましょう!

今回は、遺留分制度の改正を取り上げてみます。

遺留分とは、遺言でも侵すことのできない法律によって保護されている最低限度の相続分のことを言います。

従来の相続法の規定では、

遺留分減殺請求権の行使があった場合、

返還すべきものは相続財産の現物とされていました。

しかし、

現物返還がなされた場合には、その対象物の権利関係が共有になり、

目的物の権利関係が複雑化するなどの不都合が生じていました。

裁判でも本当に手を焼くような事態になることも多かったです。

そこで、

改正法では、そのような弊害があることを受けて、

原則として遺留分減殺請求権から生ずる権利を金銭債権とすることにしました。

そうすることにより、

遺留分減殺請求権の行使により共有関係が当然に生ずることを回避することができるようになり、

遺贈や贈与の目的財産を共有にせずに受遺者等に与えたいという遺言者の意思も尊重することができるようになりました。

大きな改正ですね、

これからは遺留分に関する裁判も少しは楽になるかなと期待しています(笑)。

文責:山越真人(当法人理事/弁護士)

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